【勘弁してくれ】新薬「ゾフルーザ」に耐性ウイルス
こんにちは。きよひこです。
今、インフルエンザの治療に使われる新薬「ゾフルーザ」の耐性ウイルスが患者2人から検出されたことがTwitterやネットニュースで話題になっていますね。ということで、「ゾフルーザ」について記事を書くことにしました。
そもそも「ゾフルーザ」とは?
「ゾフルーザ」とは去年(2018年)3月に発売された、新たなインフルエンザ治療薬です。これまでに使用されていた薬と違い、1回の服用で症状を抑えることのできる夢のような薬です。
私も去年の4月にインフルエンザにかかり、服用しました。
過去にインフルエンザにかかった際、いろいろな薬を飲んで、吸入して、苦しんだ記憶があったため、「え、これだけでインフル治るの?」と驚いたのを覚えています。
耐性ウイルスを簡単に説明
耐性ウイルスとは、薬に殺されないように進化してしまったウイルスのことです。
生物と同じようにウイルスも進化してしまうのですね、、、。
耐性ウイルスができてしまったらまた新たな薬を作らないといけません。
耐性ウイルスを作らないため、ウイルスを殺さずに症状だけを抑える薬も存在するのです。
死なないならウイルスは進化する必要がありませんからね。
耐性ウイルスの何が恐ろしい?
耐性ウイルスがインフルエンザ患者のたった2人から検出されたことの一体何が恐ろしいのでしょう。
耐性ウイルスは感染する可能性があります。
当たり前のことなのですが、ウイルスは飛沫感染(咳、くしゃみ)や、接触感染(感染者や感染者の触ったものに触る)など様々な経路を通して感染します。
ウイルスは感染後、新たな宿主の中でも進化する可能性があります。
人はそれぞれ体内の環境が異なるので、感染したウイルスは新たな環境を得ます。
もしその環境がウイルスの進化に適した環境なら、新たな耐性ウイルスが生まれたり、強力なウイルスが生まれるんです。
ですから、耐性ウイルスが検出された際には感染を広げることのないよう、警戒が必要とされるんですね。
製薬と耐性ウイルス
今回、耐性ウイルスが検出されたことで最も嘆かわしい思いをしているのは製薬企業なのではないかと思います。
新薬を作るための製薬会社の努力は、計り知れないものです。新薬を作るのにかかる時間は10年以上、お金は億単位にものぼります。
そんなに時間とお金をかけて作った新薬が効かない患者が1年もしないうちに出てくるんです。心が苦しいですね、、、。
私も、1つでも多くの病を治す新薬を作ることを志してこの道を選択したため、今回のニュースは胸に突き刺さりました。
製薬企業は治したい病気があっても、かかる時間やお金、耐性ウイルスの存在など様々なことを考慮して適切な新薬を作る必要があります。
そう考えると、世に出ている薬は超エリートたちなんですね。偉大な研究者たちの努力の賜物です。
まとめ
・「ゾフルーザ」は1回の服用でインフルエンザを治せる新薬である。
・耐性ウイルスは薬に殺されないよう進化したウイルスである。
・ウイルスは進化を重ねる。
・製薬会社は今日もウイルスと戦っている。
拙い文章でしたが読んでいただきありがとうございました。
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